日本の大問題
アメリカ大統領選をウオッチしていて、アメリカがかなり中国に浸透されていることが分かった。サイレント・インベイジョンという、いかに中国がオーストラリアに浸透したか、を細かく解説したベストセラーがあるが、まさかアメリカまでがそこまで、というレベルだ。中国は歴史がところどころで切断されていると言われているが、国民のDNAは継がれていて、4000年の歴史が生かされているのだろうか。人への浸透の仕方は狡猾と言わざるを得ない。
アメリカもそんな状況なので、日本は、早く自立するべきではないかと焦りを覚えている今日この頃である。ここで一回、今の日本が抱える大問題を整理したい。
(1)外国からの侵略
グローバリズムが日本を標的にしている。狙いは日本のお金。移民を入れさせて、日本色を薄めて、入り込みやすいように日本を変える動き。日本らしさが失われたら、居心地のよい日本はなくなってゆくし、治安は悪くなるし、国民の資産も減ってゆくだろう。具体的には、生活保護や国民健康保険を外国人にタダ取りされる(税金が・・)、国土の外国人による占有、外国人によるスパイ活動、外国人によるテロ・暴動、殺人・強盗・ほかの犯罪増加など。日本人以外は基本的に性悪説にたったほうがよい。
(2)皇室解体
(1)と同根。日本らしさの象徴が皇室だから。皇室が解体されたら日本の根幹がなくなり、精神性も骨抜きにされる。
(3)自然災害
気候変動、台風、地震、火山噴火、猛暑など、日本のインフラ基盤を一瞬で壊滅させる自然災害は日本は全国いたるところで発生しうる。起きたときの人命、住環境、交通網など失われるものは多く、その復旧にはとんでもなくお金がかかる。日本がストックが多くて裕福と言っても、足りているとは思えない。
(4)エネルギー
原発政策が決まっていない。反原発=火力発電への回帰になってしまっていて、コストがかかっている。国民はこのコストを許容するか、明確にコンセンサスを取らないといけない。現状、その図式を国民の多くが知っているとは思えない。反原発で行くにしても、電力の余力は生まれないのでブラックアウトの危険はいつでもあるのではないか?
(5)パンデミック
武漢ウイルスのパンデミックが収束したら、以降はパンデミックの心配が100年ないとは絶対に言えない。いつでも起こるとすると、パンデミック対策はいつでもブレない安心感を与える形で取るようにしなければいけない。今回のように経済を止めたら、生活に困る人が大量に出て、自殺のような形の人命の損失が起こり、国家の幸福度が激減する。
(6)教育・科学研究
財務省の緊縮政策で、国、国民を豊かにする基本の教育が劣化し、科学研究への資金援助が減っていることで日本の経済を支える技術がなくなり、国際競争力が落ちてゆく。この部分が、国にどういう影響を与えるかは分かりずらいのだが、国内だけでも競争をある程度維持してゆかないと、国力は落ちてゆくことは必至なのではないか。国際より国内を重視することは間違いではないかもしれないが。
(7)食料自給率
何はなくとも食が確保されるのが生活の基本なので、国外をむやみに信用しないで自給率をあげないといけない。さらに日本人は健康面で安全でない食品を取る率が高いと言われている。日本人は人がよいから信用しやすいのだろう。量と質に気を配ることが必要だ。(かくいう私は経済性重視で質を疎かにしている)最近話題の種苗法は判断することが難しい法律だが、この問題につながる大事な法律だ。
(8)国防
テーマのひとつには入れなかったが、根本は日本国憲法9条の改正。自衛隊の立ち位置・役割を明確にしない限り国防を一人前の国家並みのものにはできない。国防もやっぱり先に立つのはお金の問題で、国防予算が国家予算の1%に制限されていることが最大の足かせ、隊員が正当な報酬を得られない、それでも人件費で半分消える、武器が買えない、などの弊害を生む。自衛隊の存在があいまい、正当な評価をされていないので、隊員を何でも屋にする、自衛に制限されているが、専守防衛はそもそも現実的ではない、など問題だらけ。根本の憲法改正、予算の増額(財務省、メディアが壁)という巨大な障害を越えなければいけないテーマなので、パラダイムシフトが必要だ。
(9)メディア
私が尊敬する馬渕大使の著書で読んだところによるとメディアの起源はアメリカで国民を洗脳するために政府が作り上げたものらしい。民主政治を確立するには国民に政策を知らせる必要があり、そのためにメディアがあり、政府は自分に都合の悪いことは正直に伝えないほうがいいに決まっているから、必然的にそうなるのかもしれない。アメリカでも同じで驚いたが、現代のメディアは政府がコントロールできていない。世界の大きな勢力に乗っ取られているからかもしれない。そうであるから、メディアを正しくすることはそもそも難しいと思うと、国民はメディアはあてにせず、必要な情報を得るように変えてゆくしかないのだろう。国民全体の意識を上げてゆくことが大事だ。
こう書いてみると、重要度に順位を付けられないことばかりだ。それにすべてがそれぞれ関係している。個人的には(1)を早く何とかしたいと考えているが、結局、すべてに対して、日々、闘ってゆくしかないと思っている。