明治天皇に敬礼

政局と武漢ウィルス対策は仕切り直しで書いた政局の仕切り直しの2大イベント、自民党総裁選と総選挙が終わりました。総裁選で高市さんは総理の切符を得られなかったですが、着実なステップアップはできました。続いた総選挙での高市さんの集客力は凄くて、安部さんとNo1を争う感じでした。東京21区、立川での応援演説を遠くから初早苗を見たあと、YOUTUBEで大阪とか新潟での応援演説を拝聴し、彼女の地元の奈良への最初で最後の街頭演説を映像付きで視聴しました。地元での演説はアットホームを感じるのか応援演説とは一味違う印象を受けました。いずれにしても、有能な女性というのは最強で、近年の中央競馬のアーモンドアイやクロノジェネシスみたいです。総選挙もある程度の議席数を維持したり、他の保守寄り政党の議席増で、高市構想を実現する環境は、少し改善したと言えないこともありません。ナイーブな見方と言われればそうかもしれません。

総選挙とその後の政界の動きを総括してみたいと思います。総括といえるほどわかっていないので、素人の雑感レベルです。

  • 結局、立民+共産党は1+1にならず、1.5ぐらいにしかなりませんでした。日本国民は捨てたものではありません。
  • 投票率という点では、10代の有権者の投票率が43%で前回よりも上がったとのこと。政治が若者の期待に応えて、このまま上昇の流れを作ってほしい。
  • 甘利幹事長が小選挙区で落選。幹事長にとどまることができず、後任の動きとともに懸念材料。
  • 二階の小選挙区当選、小沢の比例復活は残念。大阪維新にやられた辻本清美落選は歓迎。
  • 大阪維新は、大阪全区のうち4つの区が公明以外全勝。異常な投票率の上昇はどういうやり方をしたのか疑問が晴れない。おかげで、日本の尊厳と国益を護る会での青山さんの盟友、長尾敬議員が大差をつけられて落選。大阪は前回から10%近く投票率があがった地区が結構あって、14区もそのひとつ。投票率の増加分が全部維新候補に行った。どうすればそんなことができるのか?この14区の投票動向をもっと分析したい。
  • 岸田総理が国民の理解を得られたということで、防衛費を2%以上に増額することがいろいろなところで憶測されている。これは非常に重要。
  • 維新が議席4倍になって公明を抜いて第3位の政党になり、国民民主党も少々議席を増やし、なおかつ、立民や共産の左派野党連合からの離脱を表明したとのことで、改憲勢力が大きくなっていると言われている。維新の改憲意欲は9条にはないことは懸念されるが、松井代表が来年夏の参院選まで憲法改正案をまとめて参院選と同時に国民投票を実施することを提案していたりして、憲法改正議論が活発になっている。9条の壁は大きいが、まず、憲法改正の実績を作ることは最重要で、この動きは期待をこめて注視したい。
  • 甘利幹事長の後任が茂木外務大臣に。外務大臣の後任が、山口で参院から衆院に鞍替え成功した林芳正さんにと憶測されてい親中派の幹事長と外務大臣の線が保守層から懸念されているが茂木さんは少し誤解されているとか、林さんは非常に有能と言われているので、そうなったとしても、がちがちの親中の動きにならないように願っている。彼らだけで物事が決定され、動くわけではない。

こんな風に期待と不安が半分ずつですが、政治を動かすのは、基本は国民です。自分たちが彼らを変えるというつもりで参加しましょう。

話は変わって、11月3日は文化の日ということで、少し久しぶりの祝日。文化の日って、もともとは明治天皇のお誕生日だったと思い出しました。昨年3月、家族で明治神宮に行ったのですが(振り返れば最初に緊急事態宣言が出される前の月です)、神宮の参道の途中に明治天皇と昭憲皇后の歩みなどの展示があったりして、明治天皇・皇后を深く知ることができる一番の場所であることを発見していました。その時は、明治神宮御苑を散策したりしたのはとても良かったのですが、明治神宮ミュージアムは閉まっていて(夕方になって閉まってしまっていたのか、パンデミック対策がすでに始まったいたのか不明)中に入ることができないでいました。そうだ、今日は明治神宮にお参りに行こうと思い立ったのです。

明治神宮は広大な森に囲まれているということもありますが、参道を歩くととても心が洗われます。何か心身に不調があったりしたときに薬以外で治せる可能性がある一番のスポットではないかと思えてしまいます。この日は祝日でもあり、絶好の天気にも恵まれていて、参拝客が多いように思えました。参拝時も多少待ったので、拝殿の前はたぶん終始行列が途切れなかったのではないでしょうか。明治天皇には国家の安泰をお願いしました。時刻もそんなに早い時間ではなかったので、今日のお目当てのミュージアムに向かいました。昨年3月には入れなかったお土産ショップにも入れました。ミュージアムは展示物はそんなに多くはないものの、1時間程度で拝見するにはちょうどいい数かもしれません。

明治天皇と昭憲皇后のゆかりの品々を見ると、皇室とはいえ、当時の生活も垣間見えます。古事記、日本書紀、四書五経の現物(?)などが展示されていて、昔のオリジナルの製本を見ることができました。明治天皇はこれらの書物を常時手元に置かれて読まれていたとのことです。今の庶民と比べるべくもないですが、物静かな時間の過ごし方です。それから、明治天皇は(皇后もでしょう)お召し物をたえず修繕して着られる質素倹約の生活をされていたとのことです。不敬な言い方ですが、愛おしいと感じてしまいました。皇室とは、日本人にとって護り、護られるご存在ということをあらためて思いました。

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