奈保子SACD発売が火をつけたAudio心

今回は私のアク抜きに、No Music No Lifeの私がここしばらく熱を入れていた私のAudio環境グレードアッププロジェクトの実行結果の報告です。

本年9月29日に河合奈保子さん旧作品から4作品、11月24日にさらに4作品がSACDと通常フォーマットのハイブリッドでタワレコさん限定で発売、というニュースが出て、昨年末のTBS映像DVD4枚組ボックスの発売に続いて新たな奈保子さんアイテムの登場を喜ぶとともに、SACDというハイレゾ音源を初めて知りました。私の音楽ソース再生環境でSACD再生は無理と感じたものの、限定生産だし、買わないと別の名作アルバムの同様の発売につながらないと思い、価格の高いことも考慮して、とりあえず、11月発売組にあったサマーヒロインを予約しました。結局、先の9月発売された中から、彼女のデビュー作品、LOVEを買ったので、こちらを先に入手。今のところ2作品購入となっています。

私が高校生ぐらいだった頃、いわゆるコンポーネントのステレオの独立したアンプ、チューナー、レコードプレイヤー、カセットデッキなどを買いそろえ、せっせとLPを買ったり、カセットテープにエアチェックなどしたものです。まだ、自分の部屋だけ気にして生活スペースが余裕ある頃でAudioの世界を楽しめたのでした。ひとり暮らしとかすると部屋のスペースは厳しいのでコンポのAudio確保は無理な時代となりました。その代わり、CDラジカセ機器なども高度になり、現在まで、CDラジカセ(カセットはないけど)は何度も買い替え、iPodは何世代か使い、PCでのiTunes再生なども含め、音質は劣るもののバリエーションに富んだ音楽再生環境となっています。

SACDハイブリッドのLOVEを普通のCDラジカセで再生してみると、再生されているのは通常CDフォーマットの方ですが、今回またリミックスされていることで、何となく音の広がりと深みが出た気はするのですが、自分の聴覚は自信がありません。やはりSACDで聴きたい感を払拭できません。こうして、SACD再生可能な機器の市場調査をしたり、ハイレゾ音源についての勉強が始まりました。SACD再生は通常のコンポのCDプレイヤーでないとできないというのがまず入って来た情報。その情報から現在時点までという短い時間で状況は変わっていないかと期待して、あくまで、CDラジカセや、CDラジカセレベルのミニのコンポ機器で市場調査したところ、PanasonicのSC-PMX900という製品が目につきました。中国に魂を売った感の強いPanasonicですが、ひと目、最も可能性のありそうな製品でした。値段も、SACD再生できそうな販売価格で6万近い製品。これを中心に他メーカーの類似の製品も調べて、ヨドバシなどのネットサイトの製品説明やコメントの確認、店頭で実物を確認したりして分かったことはというと・・。SACDの記録フォーマットのDSD形式はサポートしているがCD形態では再生できない!USB、PC、ネットワーク経由等でDSD音源の再生可能ということ。奈保子さんのLOVEはCDのままでは再生できず、これをPCファイルとかにリッピングしたりして落とさないといけないのでした。これはそもそもSACD再生機器がないとファイルとかには落とせないという堂々巡りっぽい気がしました。これにて、LOVE、サマーヒロインのCDでのハイレゾ再生は一旦あきらめ。

手元の奈保子さんCDは無理にしても、ハイレゾ再生環境に興味を持った私は、自分の現環境を見直すことにしました。まず、iPodは、nanoはそのままでよいとして、もう一つのTouchは、古い世代でIOSのバージョンアップがもうサポート外。ポータブル音楽プレイヤーを新しくしてハイレゾ対応させるのが一番安上がりで、活躍時間も多そう、と思いました。一方で、前述のPanaの製品を調べていて、ネットワークAudioプレイヤーというのにも興味をもって、我が家で導入済みだったNAS(ネットワークHDD)の活用を始めました。iTunesで大量にリッピングしていたCDのファイルをNASのフォルダに全コピーして、スマホやPCでアクセスできるようにしてみました。これを再生してみると想像以上に使い勝手も音もよい。この新しい音源は、劇的に私の音楽再生環境をグレードアップしてくれました。そこでポータブル音楽プレイヤーでもにアクセスできることが重要になりました。製品の選択は、結局、ハイレゾにも将来のモデル継続にもやや難のあるiPod最新世代か、SONYのWalkmanになったのですが、WalkmanのA100 シリーズはAndroidベースでできているということでNASアクセスできるし、ハイレゾが売りだし、SONYがキャッシュバックキャンペーン中だしということで、Walkmanに決めました。最初はいろいろトラブったり、このAndroidはNASアクセスできない(NASメーカーのBuffaloのSWとの互換性の問題)と判明したことなどは残念でしたが、Walkmanは気にいっています。

ハイレゾは再生機器本体だけではハイレゾにならないので、奈保子さんハイレゾ音源の代わりに、MoraでJourneyのGreatestHitsを購入(とうとう!)。ハイレゾでSeparate Waysを聴くことになるとは。さらに、スピーカーよりも決めやすく、安くてよいハイレゾ対応のイヤホンをAudioTechnica製で。さらに、ハイレゾではないけれど、お風呂用Bluetoothスピーカーが充電不能になったので、これもSonyで買い替え、最後に、熟考のうえ、スピーカーは有線、Wifi両方使えるSonyのHOMEスピーカータイプのSRS-RA3000に決めました。ただ、これはハイレゾ対応ではないようです。このスピーカーはまだ到着していませんが、到着してセットアップしたら、音楽再生環境のリニューアルは完了です。

そういうわけで、奈保子さんのニューアイテムが私の小さなAudioマニアの魂を再点火して、奈保子さんの名作を始めとした沢山の音楽たちを美しく再生する環境を一新したというお話でした。

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