参政党と新党くにもりの共闘は無理か
参政党の街宣がたくさんアップされている。多くの聴衆を集める勢いは衰えないばかりか、逆に加速しているかも。ゴールデンウィーク前の新宿での街宣(1000人ではなく1500人あつまつたとか)ではボードメンバー5人が勢揃いしていて、その街宣はYouTubeで聴いただけなので、次の勢揃いの街宣の開催を待っているのだが、基本は皆が分散して街宣する方針のようだ。一名、または二名での街宣も多くの聴衆を集めているらしい。直近の神谷さんと吉野さんのコンビの街宣を動画で聴いて思ったが、国政の演説で、国民の身近な問題を彼らほど庶民目線で訴えかけた候補者は、いなかったように思う。国政だと、テーマが抽象的で、聴衆にとっては実行可能性を感じられないか、半信半疑というか、いつものように有耶無耶にされると無意識に思ってしまう内容の演説が多かった。今回は、武漢ウィルスのパンデミックとか、ウクライナ戦争とか非日常の出来事が立て続けに起きて、国民が身に染みて現状レベルの生活維持が危険にさらされていると感じていることもあると思う。2人の演説は、現代風に短い文章で、演説長でなく会話のように、言いたいことがすぐ分かるのもインパクトがあるのだろう。2人だけでも、聴衆を集める力はあるようだ。1000人近い聴衆を何度も集めている。私が彼らの演説を聴いていて一番よいと思うのは、とにかく、参政党が国政に打って出る目的が、最低でも今の日本を子供たちに残すことと訴えていることだ。何を隠そう、このブログ運営の主目的もそこなのです(ここに書いています)。
こんな勢いのある参政党だが、国政で議席を取るまでいけるのかはまったく読めない。何とか健全で全うな保守政党が野党に入って、国会を少しでも機能させてほしいので、座して結果を待つのではなく、少しでも可能性を高める努力をしたい。選挙行かずして国滅ぶで書いたとおり、保守政党がぶつかりあえば、票の食い合いをして共倒れに終わる可能性も大きくなる。皇統を護るのが第一義と考える新党くにもりだから今の日本を護るという参政党とは一緒に闘えると期待していたのだが、5月12日放映のFront Japan 桜の中で水島社長が新党くにもりと参政党は考えが違うとして、参政党をこき下ろ(とまで表現してよいかどうかと判断しずらい程度に)している。水島社長らしく妥協をしない態度といえばそうなのだが、新しい保守勢力で議席をまったく取れないのでは希望も何もないので、何とか小異をすて大同についてほしいなーと聴いていて残念に思った。
小さな新興政党が国政で議席を取ることは本当に難しいとは思いつつ、新党くにもりと参政党が手を組まないのであれば、そのうえで期待することは二つ。一つ目。参政党が今の勢いで5以上の議席を取ること。その中で松田学さんには必ず入ってもらって、ご自身の経験を生かして、他政党とのかけひきの中でベストの結果を引き出す存在となること。二つ目。新党くにもりから安藤裕さんが何とか議席を取って国政復帰をしてもらうこと。安藤さんは自民党でも日本の未来を考える勉強会を立ち上げて30名を引き連れた実績のある有力政治家なのだ。くにもりでも国会に戻れば自民党の議員への影響を与えることは大いにあると思う。
私はチャンネル桜の友の会会員だが、そのルートで無力ながら一言意見を伝えてみようと思っている。