議員待遇改革をしよう!

立憲民主の小西なぞは語るに落ちる人物であるので取り上げる気もなかったのですが、高市さん攻撃がきっかけで大手マスメディアでもその破茶滅茶ぶりを叩かれています。小西の人でなしぶりは今に始まった事ではないのに、これまでマスメディアは不問にしてきました。今回、反旗をひるがえしたのは小西が新聞記者を恫喝したから、とか言われています。私から見ればどっちもどっちなのですが、この機会に、ずっと謎のままであった、国会議員の中にどうして正義感ゼロの悪質な連中が少なからず跋扈しているのかについて考えてみました。

私は、私がまだウブな政治の見方をしていた若い頃にテレビでよく目にしていて正論をぶっていた若手の論客、例えば、小池百合子、海江田万里、石原伸晃、原口一博たちがその後、何も実績を残せなかったり、言っていた事と反対の行動を取ったり、ひたすら反日や親中の政治家になるという変節ぶりを目の当たりにするにつけ、何が彼らを変えたのか?ハニトラ?毒盛り?買収?など色々理由の探索をしてみたのですが、真っ当な感覚をベースに考えるとどの理由も納得できるものではありませんでした。

そして、今回、改めて考えてみて、彼らは最初から今のような人間性、思想を持っていて、その方策として、政治の世界に入ったのだという結論に行き着きました。小西は郵政省からの転身、杉尾は民放アナからの転身、小池はどこからともなくニュース番組キャスターになってそこからの転身。国会議員は意外に転出のハードルが低くて、小池は当てはまらないものの、野党議員でいれば、安楽に、大金を稼げることを自分で見つけたのか、または、野党の誘いを受けたりして、議員への転身を決めたのでしょう。立憲民主党のような万年野党志向の政党にとっては頭脳や真面目さや正義感や人格などは求めるものではなく、罪もない人を傷つけたり、なりふり構わず暴れることができて、人の批判などもどこ吹く風のような凶暴な性格の人物を求めているように思えます。

さきほど挙げた、小池、石原、海江田、原口などは、小西や杉尾のような暴力的な面はありません。石原伸晃は変節したというよりは、自身の理念を結果に結びつける能力がなかったり、安寧を貪ったというほうが的を射た言い方だとは思いますし、海江田は経済以外は理念もなく、恐らく、経済観点で政治家はよい職業と思ったのでしょう。原口は多少保守的な理想を持っているように見えますが、強い意志はなく世渡りだけ、小池は異常な目立ちたがりやの延長で、詐欺師ともいえる立ち回りをする、理念など何もない人物であて、意外に小西、杉尾と通じるかもしれません。とにかく、ここで取り上げた人物が政界を志すのは、動機が微妙に異なるもの、軽業師のようにうまく立ち回って、それなりの利を得ようという人生観だと思います。その実現のためには政治家というのはある程度の高額な報酬(歳費)は得られるし(経費込みでの支給額は5000万円以上とか)、立ち回りによっては、リスクも少なく大きな利権を貪れるという稀有な職業なのかも知れません。

こういう輩たちを政治家にしないため有効な方策は何かと考えたのですが、やはり、歳費を滅茶苦茶少なくして、経費の支給も最低限の金額にするという議員待遇の見直しが有効なのではないでしょうか。基本的な考え方は、国益のために、無報酬、かつ、多少自腹で経費を負担するような人のみ議員になってもらうということです。欧米の地方議員たちはボランティアが多いと聞いています。この条件で議員になろうとする人ってるのかな、と思ってしまいますが、案外いると思います。資産家、半ば実務を社長とかに移譲できている経営者レベルのビジネスマン、フリーな時間のある作家、芸術家、評論家、大学・大学院教授、正真正銘の愛国者(赤尾敏さんが目に浮かぶ)など。こういう人たちは、これまでも議員になろうとして立候補したものの支援組織、知名度がなくて議員になれなかったという例も多くあります。恐らく、制度を変えて非生産的な候補者が減れば、有志たちは少なくないと思います。小選挙区制など、政治の仕組みで改革すべきところは他にも多くありますが、こういう改革を実現できたら、日本は変わるのでは、と考えます。

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