今の日本は『ユリシーズ号』のよう
『ナバロンの要塞』などで有名な英作家アリステア・マクリーンの代表作に『女王陛下のユリシーズ号(H.M.S. Ulysses)』という作品があります。随分以前に読んで大雑把な内容しか覚えていませんが、まさしくOne and Onlyと形容すべき名作で他に類を見ません。フィクションですが、第二次世界大戦を舞台に設定していて、英海軍の巡洋艦ユリシーズ号が物資の輸送船団を護衛する過程で、ボロボロになりながら不屈の勇気をもって乗組員たちが任務を遂行してゆく物語が滅茶苦茶崇高でカッコよいのです。今の日本を形容しようとして、このユリシーズ号を思い出してしまいました。ユリシーズ号は、敵のドイツ軍だけでなく大海の自然の猛威にさらされてダメージを受け続けて、これでよく巡航を続けられるものだと思ってしまうほどに困難に遭い続けて行きます。ユリシーズ号は最後はどうなったか?これは是非お読みいただきたいです(出だしはかったるいところがあるので、これを突破する必要があります)。
今の日本は、あらゆる最悪の形容ができるほどの岸田政権の下、ボロボロにされています。LGBT法案、インボイス制度、ワクチン大量購入での税金浪費、ワクチンによる超過死亡者数増加(死者激増)、ウクライナ全面支持によるロシアとの関係悪化、円安による輸入コスト増大、農家・畜産農家潰し政策、海外支援金バラマキ、韓国への一方的制裁解除、社会保険費増額による可処分所得の減少、防衛予算増額してのアメリカからの旧式武器購入、ステルス・ウクライナ支援、数々の媚中政策、そして、NTT法廃止の動き。国際的な国家の地位低落、企業弱体化、国民の生活水準低下、第一次産業経済の崩壊、財政悪化、経済安保の弱体化、有力企業の切り売りなど日本の地位を急降下させる悪手を次から次へと放っています。私などはこれを呆然と見送っているだけです。日本というユリシーズ号は、このように今年だけで、度重なる打撃を受けてきていて、本当に沈没直前の状況になっているのです。そして、日本は巡洋艦ではなく永続することが絶対に期待されている国家です。国家は基本的に健全でなければなりません。政治がマトモになったとして、ここまでボロボロになった船をどこまで再建できるのだろうか、というのも大きな懸念です。取り返しがつく程度までにこの悪政を止めなければ。
明日から2024年になります。叩きのめされている日本国ですが、希望はあります。岸田政権は末期であることは間違いなく、岸田をイヌ扱いするネオコンたちは弱体化が甚だしい、来年11月はトランプ大統領復活が濃厚、世界で反グローバリズムの政権が次々と誕生している、日本でも反グローバリズム=愛国者たちが連合しだしている、その中の一番の旋風である参政党は自民やその他の利権集団による分断工作を乗りきって前よりも強靭化してきている。
私個人で言えば、晴れて長年のサラリーマン生活を終了して、全エネルギーとは言わないまでも多くのエネルギーを救国活動に注ぎこむ準備ができました。自分がどこまでできるか改めて楽しみでもあり、それが成果につながることを信じて2024年を突っ走りたいと思っています。