ニコライ堂拝観

お茶の水駅の聖橋口から出てすぐのところにあるニコライ堂を初めて拝観しました。私とお茶の水の関係は、学生時代から若手サラリーマン時代の中古レコード店巡り、そのあとは、いくつかの英会話学校通学で通った場所という感じでしょうか。数限りなく訪れた場所ですが、ニコライ堂は外から見ただけでした。当時のキリスト教への無関心、それから、とりわけ、ロシア正教への無関心だったせいでしょう。

今回、拝観を思いついたのは、やっぱりプーチンさんとプーチンさんが国家の覚醒に使ったロシア正教への興味でした。プーチンさんとロシア正教については、及川さんや、馬淵さんや、水島さん、伊藤貫さんなどがたびたび言及されています。プーチンさんは大統領就任時に国民に教会に行くことを促し、本を読んで学ぶことを促したと聞きました。それが理由かどうかはわかりませんが、たぶん、そういう国民の精神的・知的基盤を立て直すことで、ロシアの国力が復活したのは間違いないでしょう。以前、Twitterに投稿されたツイートで地下鉄電車でほぼ全員が読書をしている写真が掲載されていて、大反響を受けたことは有名な話になっています。

7月4日(木)14時過ぎにニコライ堂到着。2枚ほど写真を撮って大聖堂に入りました。

拝観料は300円。さすがにこの時間までには拝観者はそんなに多くはないのか5000円出したらおつりがないようで、用意に手間取っていました。すみません。中ではすでにオバサマ数名に対して、年配の男の人が説明をしているようでした。ツアーでもあるのかと思いましたが、これは随時、担当の人が拝観客に対して説明をしてあげているようでした。私は入ってすぐのところにかかっていた絵を眺めたり、長椅子に座って、もらったリーフレットをじっくり読んでいました。拝観者はある地点までしか行けなくて、何て言うのでしょう、信者たちが祈祷する場所には入れないようです。オバサマたちのグループへの説明が終わって、担当の人が、あとから来た私たちに説明しますよと声をかけてくれました。説明は簡潔で正教会に限らない、キリスト教全般に関する話もしてくれました。イエスキリストは正式にはハリストスと呼ぶらしいですね。正教会のギリシャ語スラブ語読みということなので、これが正式と言えるかどうかは分かりませんが、最近聞く話では正教会は一番オリジナルのキリスト教に近い宗派のように感じます。日曜日の礼拝には毎回数百名の信者が来るようですが、そこでは聖歌がアカペラで歌われ大聖堂の中で反響して美しいらしいです。一度聴いてみたいですね。私は、リーフレットに書いてあった、主教司祭、輔祭という聖職者についていろいろ聞いてしまいました。日本では主教はおひとりのようです。現在は日本人。

丁寧に説明いただいたので退室する際に献金をして行きました。

日本とロシアが早く真の友好関係になることを心から願います。

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