幸福実現党東京選挙区候補及川幸久氏

東京選挙区から参院選で立候補している及川幸久さんの街宣活動をYOUTUBEで見ることができる。及川さんは及川幸久THE WISDOM CHANNELでの多数の動画による発信で見られるとおり、本当に独自の主張をする人だ。それは、著書『伝え方の魔術』でも紹介されているが、ご自分で世界から情報を集めて、分析し、考えをまとめているからだろう。私が別に尊敬している馬淵睦夫大使や林千勝さんの情報収集力と同じものがある。これは表面的な繕いでは続けられないレベルだと私は評価している（私の評価力は何の裏付けもないので単なるガッツフィーリングなのだが、長い年月裏切られなければ間違っていない可能性が大きいと思う）。

及川さんが今回の参院選で主張しているのは、幸福実現党の主張に沿ったものなのかもしれないが、私は、幸福実現党の政策の骨組みを作る中心人物は及川さんだと思っている。幸福実現党の政策の７つの柱は以下のとおりだ。

• 対中国防衛
• 小さな政府
• バラマキをやめる
• 脱炭素政策反対
• 監視社会反対
• 武漢ウィルスの中国責任追及
• 反LGBTQ保護政策

尖閣防衛を最大の優先事項としている。国民にとって身近なインフレやパンデミックよりも、なかなか身近には実感しずらい尖閣防衛を最優先事項にもってゆくところは、ポピュリズムに与しない政策と言うことができ、良い悪いはともかく、とても勇気のある判断だと思う。2番目の小さな政府にしても、緊縮財政か、積極財政かの２つの主張で真っ二つになっている中で、このどちらにも属さない独自の主張に聞こえる。税金を無闇に取らず（消費税廃止、所得税一律10％、ガソリン税廃止）無駄な公共事業は行わない―利権の温床にしない行政をスリム化して無駄な税金を使わないというのは、そもそも、箱物行政で無駄な公共事業の削減が強く求められていた1980年代ごろの政治改革案の原点だったのだ。私は、財務省の緊縮財政は絶対に方向転換させたいと思っている人間だが、政府が支出を増やすという積極財政もどれだけ効率的に使うかということには懐疑的なところを払拭できず、この幸福実現党の政策はかなり全うなもののように響いてしまう。それ以外の政策の柱も全然、反対しようもないものばかりではないだろうか。

幸福実現党についてよくネガティブに捉えられていることに大統領制の推進がある。皇室を維持しながら、国家の運営は大統領を中心としておこなうという体制だろうか？この部分はじっくり調べたことはないので何とも言えないが、揶揄する勢力からは、大統領制にして大川総裁を大統領に仕立てる目論みがあるのでは、ということだ。反対勢力が言いそうなことではある。及川さんからは一度この考えに関してコメントしているのを聞いたことがあるが、想像されるほどにはドラスティックなものではなかった。この部分は、ひとつの案として、他党も含めて協議すればよいのではないかと思う。他党から一撃で論破されて考えが変わる可能性もある。これが民主主義というものでしょう。

私が日本で変わってほしいと思っていることに、会社を始めとする公の社会で、政治の話がタブーになっていること、宗教やスピリチュアルが一律に胡散臭いものとされて排除されてしまうこと、多くの長所があるのに、一握りのネガティブな側面で全否定されて、人や組織や考えが排除されてしまうことなどがある。日本の、リスクを許容せず安全ばかり求める国民性が、この傾向から抜け出せないでいる原因だ。マイナンバーで監視社会になることを嫌って普及しないのもこの性質が根っこにある。私も監視社内は絶対に拒絶するが、一部の個人情報の共有は認めたいと思っている。これは各自が考えて各自でバランスを取ることなのだ。多数決で自分の思いと違う方向に流れたら、自己防衛の手段を考えればよい。GＨＱによる洗脳政策の影響が大きいとは言えるのだろうが、参政党によるパラダイムの変化が起きて、宗教法人による政党として煙たがられている幸福実現党の光の部分が評価されるような思わぬ波及効果があったりしてくれたらよい。創価学会の公明党はどうなのと言う人がいるかもしれないが、これは根本的には、投票率が低すぎることが問題だ。投票率が高ければ、公明党による組織票などは最初から取るに足らないものになるではないか。

とにかく、私は、及川幸久さんは、現代日本において、稀有な人物のひとりだと思っている。及川さんも何とかして日本のために実力を発揮できるポジションについてほしい。及川さんのYOUTUBEでの街宣の動画はテーマがバラエティに富んでいて、面白いし、勉強にもなるので、是非、見て欲しいが（例えばこれ）、NHKでの政権放送の放映も予定されている。以下の日程です。

7/1金 14:05~ @NHK　

7/5火05:20~ @NHK　

7/6水11:35~ @NHK

私は、他の記事で、東京選挙区は新党くにもりの安藤裕さんを応援していて、ビラ配りもしたと書いている。それは、現在も変わっていなくて、それは、安藤さんの代議士10年の経験を生かすのが現実的には有効で、参政党や自民党の国士勢と融合する可能性に賭けたいと思っているのが大きな理由だが、くにもりは宣伝がうまくなくて安藤さんのアピールを仕切れないのであれば、及川さん応援も捨てられない可能性ではある。投票日まではまだ二週間あるので、安藤さんも及川さんも力の限りアピールしてほしい。