看護師はテンシ、医師はヒトデナシ
自分の半生を振り返って、医者の世話になった回数は多くはないと思います。子供の頃の肺炎の入院、手や足の大小の怪我、不整脈が出てのしばらくの通院、ぐらいでしょうか。あと、結婚後の奥さんの婦人系の病気は少し大きかった。家族で言えば、父の最期の時がありましたが、死に目に会えなかったので医者との接点は希薄。それ以外は、年一回あるかないかの風邪の通院。
医者への悪感情は持ったことがなかったけども、本当に親身になってくれた、と思うことは思い出せないほど。
今回のコロナ禍、まともな報道のない中、どこから知った情報か正確には覚えていないのですが、ワクチンやら、検査キットやらで、じゃぶじゃぶとお金を使ったのが政府。これは税金(実際には税金使わないで済むべきお金)なので損は納税者に、反対に一番儲けたのは、海外では、ファイザーとかの悪徳会社ですが、国内では何と言っても病院でしょう。患者の入院を受け入れる病床数に応じて報酬いくらとか、ワクチン接種の日給10万円、一回の接種で5000円とかの報酬をもらったり、と、一般的な社会で行うサービスの対価として考えられないレート設定です。政府のナリフリ構わないコロナ対策のカッコつけ政策であり、ワクチン接種推進政策だったということでしょう。病床数に応じた補助金の良い例が、分科会会長の尾身茂が理事長を務める地域医療機能推進機構(JCHO)です。収益が300億円以上アップするほどの補助金を受けたにも関わらず、実際には病床への患者受け入れを十分にしていなかったことが報道されました。ついでながら、この間、きっと補助金を運用したのでしょう、有価証券でも130億円収益がアップしたということです。尾身がこのことで政府や議員から糾弾されたという話を聞かないのが不思議です。
日本は財務省による過剰な緊縮財政で、予算が振り分けられなければならないところにお金がいかず、国家として重大な弱点が放置されていたり、生活苦に苦しむシングルマザー家庭を始めとする貧困家庭が救済されないとか、いたるところで先進国とは思えない歪んだ社会になっている一方で、この国家的危機の中、お金を貪りとっているのが、世のため人のために存在するノブレスオブリージュと一般的には見なされている医師・病院だったりするのです。そもそも、普通の感覚では、病床を利用しなかったのなら、補助金はもらうべきではないでしょう。または、後で返金するとかするでしょう。また、私のような医薬品やワクチンの素人でも、コロナワクチンの危険性を即座に感じるのだから、プロの医師ならコロナワクチンを健常者に打つなどトンデもないと思って当たり前なのに、お金に目がくらんでワクチン接種の殺人的行為を行っている。もしワクチン接種が社会的意義があると思って対応しているのだとしたら、そういう医師はボンクラ、はたまた知的エリートではないのでしょう。
尊敬されるべき医師たちがお金のために同胞たる日本人に命や健康を危険にさらさせているという今回の事象は、どうしても理解に苦しむことでした。医師は、結構多くが、親が医師で、その職業を引き継いでいると想像されます。正確な数字は分かりませんが、30%という推測があります。こういう医師は親の姿を見て育った人たちなので、人に奉仕をするという心を持つのではと期待したいですが、一方で、やはりお金持ちで苦労なく成人した人たちなので、人の痛みを知らないのかもとも思え、人のためよりもお金稼ぎに走ってしまうという可能性は否定できません。では、残りの70%の自分の考えで医師になった人たちが人を不幸にする危険を見て見ぬふりをしてお金儲けに走る姿が想像できませんでした。彼らは難関の医学部に入り、卒業した頭のよい人たちのはずなので、ボンクラの比率だって極めて小さいはずでしょう。脅迫されたか、毒でも盛られたかとかしたそれを説明できる理由が分からないでいました。
そのような中、その理由についてヒントをくれる動画を最近やっと見かけることができました。前回と記事と同じく、京都大学大学院教授の藤井聡先生の表現者クライテリオン公式チャンネルからの動画で、患者の幸せは一切無視?金儲け主義に毒された日本医療業界の行動原理(藤井聡×木村もりよ)です。これ、昨年6月公開の半年前のコンテンツでした。きっと、この手のトピックはYOUTUBEでBANされやすかったので、ありそうでなかったのでしょう。この動画、見ると、藤井先生と木村先生のインタラクティブな会話がぴったりはまっていることもあって非常に情報量が豊富で、心地よく聴ける素晴らしい内容なのでした。半年で再生回数が3万ちょっとでは勿体ない。
この情報量豊富なコンテンツの中でも一番興味を引かれたのが、藤井先生の仰ったある医師450人程度をサンプルとするアンケートの回答結果を紹介したところで、40%ほどが、患者のことより金儲けのことを重視していると回答があったというところです。正直に回答されていて40%だから実態は60%程度ではと藤井先生が推測されていました。これは本当に驚愕ですね。アンケートの出どころも分からないので100%鵜呑みにはできないかもしれませんが、この3年間の医師・病院の挙動を見るにつけ、言動が一致するではないか、と思うのです。先ほどの世襲30%というデータと合わせると、金儲けを重視する割合が本当に40%として、世襲が25%、他が15%なんて構成かと穿ってしまいます。やはり、医師の心の実態は、現在の社会で観察できることとかけ離れていないと言えるのではないかという思いを強くしました。
そのほか、この動画で特に木村盛世先生から語られる今の医療の問題点は悉く頷けることばかりでためになるし、医師の誘導するままに行動してはダメで、自分で考えてどうするかを決めて行く必要があると思わせてくれます。私などはもう人生3分の2を過ぎているので、大きな変化はないかもしれませんが、子供がまだ小さいので、この姿勢は子供たちの親としては大切です。本当は医師の心、それから、国としての医療体制の変革(どうあるべきかは動画でサジェストされています)をするべきですが、まずは自己防衛しなくてはならないと思いました。
最後に弁明ですが、タイトルは過激にしましたが、医師のなかでも多くの立派なかたがいらっしゃるのは十分に分かっております。この記事での書きっぷりとは反対に、人のために献身しておられる多くの医師、そして、大多数の看護師の方々には心から感謝と敬意を表しさせていただきます。