LGBT法案は郵政民営化以来の混乱ぶり?

本年2月、LGBT法案(LGBT理解増進法)を自民党が成立に向けて動きだしてから、ジャーナリストの山口敬之さんがこれに大きな警告を発してくれて、私はその異様な構図にただならぬものを感じて、個人レベルで危機感の共有に動いてきました。それは、このブログだったり(LGBT理解増進法は”絶対絶対”阻止)、参政党のクローズドなSNSだったり。山口さんの発信力は、最近は特に強いので、事が大きくなる前にこの法案成立の動きがつぶれれば、と願っていましたが、山口さんが予測していたとおり、岸田官邸は、この法案については統一地方選の終了を待って、自民党内での推進を止めていたので、報道やネットにて、思ったよりは大きく取り上げられないでいたのです。そして、統一地方選が終了した先月23日以降、昨日まで行われていたG7までの成立を目指した党内での議論が再開されたところ、2年前の再来なのか、はたまたもっと酷いとも言える意見対立が発生し、さすがにこれが報道され、ネットでも反対派の保守論客たちにより危機感をあらわにする動画が多く配信される事態となりました。

2月時点とこのゴールデンウイーク前後の騒ぎ方の違いの理由が何なのかは非常に興味があるものの、とにかくこの異常事態がクローズアップされて多くの国民にも伝わり、非常に多数の反対意見が表出されたことはよいことでした。一昨年の総裁選で高市さんの選対委員長としてカッコよい役を演じて国士として私も非常に信頼していた古屋圭司さん、さらに、硫黄島の戦いで日本軍を率いて対米戦を長引かせた英雄、栗林中将のお孫さんで、私が高市さんなどと並んで総理候補になってほしいと思っていた新藤義孝さんがまさかの推進派で合同委員会のひな壇側にいたことは私には相当ショックで結構落ち込みました。そして、こういう自民党内の法案推進の構図が、この法案成立阻止にとっても大きなハードルになっていることは事実です。しかし、自民党という存在がいかに信用のおけない、似非保守政党であるかを強烈にアピールするニュースともなっています。

この法案に対しての自民党の推進派はたぶん海外の日本侵略勢力の存在を甘く見ている、いわゆるお花畑にいる議員たちであり、公明党そして野党(参政党は除く)は明確な反日勢力です。これが法律として成立してしまうことがいかに日本社会に混乱を生み出し、日本を多くの普通の生活者にとって住みにくい世界とし、銭湯や温泉という日本伝統の文化を駆逐させ、ひいては皇室破壊をもたらす危険な法案であるかは、恐らくかつての郵政民営化よりは国民にとって理解しやすい、それだからこそ、巨大な不信を生み出す起爆剤になるえることを自民党は知るべきでしょう。

山口さんが引き続き熱心にこの法案成立阻止に向けてメルマガ会員やニコ生会員やチャンネル桜・文化人放送局の一般の視聴者などにも向けて、この危機に対してどう動くかを教示してくれているし、長尾たかし前衆議院議員、深田萌絵さんなど多くが同様の動きをしてくれて参考になります。深田萌絵さんの考察は、山口さんや長尾さんとは結構違うところがあり、少し混乱を生むところであるのが危惧されますが、国民はバランスのとれた判断をし、行動することでしょう。彼らの心から日本を思う気持ちからでている活動が実を結んで、この法案が棚上げになる可能性も現在は出ていますし、審議にかけられてしまっても、採決で自民からも造反議員が出る可能性が大になっています。そうなると、この法案は、郵政民営化以来の、戦後政治にとってエポックメイキングといえる大きな事件となる可能性が大きいです。

これがどのようなうねりをもたらすかは予測がつけずらいところがあります。さらなる政治不信か、逆にしっかりウオッチしないと、という警戒心から政治への関心が高まるか、自民が支持を失うとその支持層は、参政党に向かうのか(大いに賢い)、はたまた維新に向かうのか(かなり軽薄)、悪人を国内に求めるのか、海外に目をやるのか。これで国民の多くが目覚めるのであれば暗闇の中の光となります。

G7は終わり、ここで特にLGBTがテーマになるような話し合いはなかったようです。国内におけるLGBT議論とは関係ないG7のことは横に置いておいて、日本にとってよい方向でこの法案への対応が進むことを期待するというか、自分たちも何らかのアクションを引き続き取って行きたいと思います。

このサイトをフォローする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です