奈保子さんと百恵さんの間の細い線
政界は激震間近(期待をこめて)と思われる今日このごろです。それは、石破政権というか岸破政権というか森山政権というか、今の内閣があまりに乱暴狼藉を働いているから、さすがに多少の心ある議員たちが動きそうです。これは与党に限らず、バカな爺さんをまた党首にした立憲民主党にも同様の激震がありそう。現政権が推し進めようとしている日本破壊政策の数々を目くらましさせようとしているのか、オールドメディアもネットメディアも中居正弘の性加害事件が大々的に取り上げられて、その報道時間の長いこと。危険な政策が法制化される前に現政権がぶっつぶれることを願うばかりです。山口敬之さんは、内閣の悪事を暴くだけでは日本が大変として、外務大臣の岩屋毅の地元の大分県にも出向いて落選運動をしかけるとまで仰っています。本当に愛国者ですね。私もできることをしていかなければ。
そんな中、精神の安定をもたらしてくれる女神・歌姫の河合奈保子さんについて。私は彼女のアイドル時代全盛期ってほとんど後追いでしか知らないのですが、初期にバックバンドを務めてくれていたバンドは大石恒夫とザ・ムスタッシュ。このバンドは、その前は山口百恵さんのバックバンドだっと知って驚いたものです。70年代レジェンドの百恵さんのバックバンドが、世間的評価では、80年代アイドル3番手4番手ぐらいの奈保子さんのバックバンドを務めてくれたということに。でもアーチストの実力という意味では、大石恒夫さんは、奈保子さんは百恵さんの後にバックバンドを務めるにふさわしいと思ってくれたのかもと思うと妙に納得するし、嬉しくなる事実です。
実は奈保子さんと百恵さんとの間にはそんな細いつながりがあったのですが、ふたりには他にもつながりがあります。奈保子さんによる百恵さん楽曲のカバーです。YOUTUBEでも見られて有名なのが、『秋桜』、『いい日旅立ち』そして『さよならの向こう側』です。さだまさしさん作の『秋桜』それから谷村新司さん作の『いい日旅立ち』は、奈保子さんのライブアルバムで歌われているので、特に御馴染みです。前者は、『Naoko in Concert』に、後者は『ブリリアント<レディ奈保子イン・コンサート>』に収録されています。そして『秋桜』は、アルバム化はされていなくてDVD化されたコンサートビデオ『愛のコンサート』にも入っているので、映像つきで聴けます。あと奈保子さんと百恵さんのつながりで思い出すのは『夜のヒットスタジオ』での奈保子さんのマンスリーの2回目の中で百恵さんへのオマージュをしたことですね。百恵さんのロックサイドの代表曲『ロックンロール・ウィドウ』なども披露してくれました。この画像も以前はYoutubeにあがっていたのですが、今は、削除されていて見られません(奈保子さんの『夜のヒットスタジオ』出演DVDはいつ出ますかねー)。
美しいメロディを歌わせたら極上の味を出す奈保子さんのこの2曲のカバーは人類の宝だと思える作品です。百恵さんのオリジナルはどちらかと言えばクールさが漂うのですが、奈保子さんの声と表現は優しく・ウエットな、いかにも日本人的な感情のこもったもので、奈保子さん独特なのではないでしょうか。『Naoko in Concert』は録音は1982年1月なので、奈保子さんデビュー後1年半年ほどの18歳のとき、DVDの『愛のコンサート』の収録は1983年10月なのでデビュー3年経過して4年目の20歳の時、『いい日旅立ち』が入る『ブリリアント<レディ奈保子イン・コンサート>』の録音は1982年10月なのでデビューから2年経った3年目の19歳の時。いずれも若干18歳~20歳でこの表現力は凄いの一言なのです。18歳で歌った『秋桜』が少し安定感にかける印象はありますが、他の2つのパフォーマンスは完璧と思います。
奈保子さんは、テレビでのパフォーマンスを動画にした『秋桜』がYoutubeで公開されています。映像では私の一番のお薦めは『愛のコンサート』バージョンなので、こちらは静止画ですがその『愛のコンサート』からの画像っぽいものが使われているので動画埋め込みます。
こちらも静止画に音を付けた動画ですが、『いい日旅立ちです』。
あとこちらは百恵さんの曲ではないのですが、奈保子さんのナチュナルなビブラートに圧倒される大橋純子さんの『シルエットロマンス』も。これも静止画に音です。