お盆どきを襲った長雨に思う

1週間前ぐらいにネットで天気予報を見たら雨マークが並んだ時期が表示されていて、これ何だ、と思ったものだが、実際に雨が続いている。新聞もTVニュースも、最近はネットニュースも見ないもので、雨は西日本でとっくに長く降っていて、もう河川も氾濫して、洪水状態になっている町もあることを知った。京都でも清水寺の近くで土砂崩れがあって、これも多量の降水のせいらしい。今日、ようやくNHKのニュースを見てみたら、佐賀・長崎・福岡・広島が大雨洪水の地域で、さらに、岐阜・京都や東海地方も警戒が必要だという。豪雨は、こんな風に変形的で、飛び地で被害地域を生み出すのだと初めて知った。なぜ、この豪雨に興味を持つかというと、この緊急事態宣言が続くなか、我が一家は、来週から四国のほうに夏休みの旅行に行くからというのが大きな理由としてある。日本一の降水量を誇る県がメインなので、被害がどうだろうと心配していたのだが、これまでのところ、先の4県レベルまでは行っていなかった。でも天気予報では、旅行期間は全日、雨マーク。降水量日本一だから雨時に行って、それに適した観光をするのも悪くないかとポジティブに見ている。ちなみに、緊急事態宣言のさなかに決行するのは、昨夏、温泉宿の発見でも書いたが、外出自粛で被害を受けている、旅館や飲食店や航空会社を少しでも助けたいからである。

オリンピックの開催を控えていた時期、一昨年の西日本豪雨や、荒川が決壊の寸前まで行った台風19号のような大雨が再発することをとても心配していたのだが、多少の影響を与えた10号だけで済んで、無事に閉会したと思ったら、この雨続きの日々である。これをどう受け止めるか。日本はさすが神の国で、設定に大問題があったものの、天皇陛下が御臨席なさる国家行事に天気は味方したと見るか、一説には陰謀論的に、国家にさらなるダメージを与えるために、夏休み、行楽シーズン、オリンピック直後のお出かけ時期を狙って大雨を降らせている勢力がいるという向きもある。私は前者の立場である。日本の神様はすごい。

一方で、私は以前、Twitterでツイートしたことがあるのだが、1昨年の自然災害に対して、責任は、政府や野党にあると思っている。特に野党は、モリカケや桜ばかり国会で追及して、東日本大震災や、原発停止による発電パワー不足・停電の問題や、水害などの防災の審議をまったくやって来なかった。一昨年の度重なる水害を目の当たりにして、どうか防災対策を進めてと願っていたのだが、結局、この夏、また同じ水害が多発して、国民が犠牲になりつつある。本当に悲しい事態である。せっかく、オリンピックも一定の評価を得る形で成功して、国民の気分も上昇するかと思っていたところに、まさしく水を差しそうである。前線も予報に反して早くどこかに消えてもらって、雨が早くおさまって、被害が最小限で終わることを願うばかりである。

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