現代のホロコーストを見過ごすな(中共のウイグル侵略)
アメリカのポンペイオ前国務大臣が離任直前のタイミングで、中国人共産党(中共)によるウイグル人の大量虐殺(genocide)の行為があったと認定した。政権交代(あれば・・)直前の国務長官によるこの認定というアクションがどういう意味を持つのか、よく分からないでいたが、米連邦議会は上下両院とも党派を越えて中共には厳しいスタンスでいること、次の政権の国務長官に決まっているブリンケンさんがこれを支持していることなどから、次期政権に引き継がれることは必至らしい。
さらにこのアメリカの動きが、欧州各国やアジア主要国にどう影響するのか。欧州の対中国姿勢は以前に比べて非常に反発の動きが強くなっているので、欧州も同調する可能性が大きい。アジア、特に、日本は、現状、同調は期待できないだろうし、同調しても中共には全然ダメージはないだろう。いずれにしても、ポンペイオさんの宣言は大きな転機だ。
中共によるウイグル侵略は、それ以前のチベット、ウイグル後のモンゴルに続くもので、要は、領土拡張、核実験場、人民の奴隷化、チベット人・ウイグル人に至っては臓器売買のための臓器摘出などを目的とした国家の力による統合だ。臓器摘出は本当に信じられないほどで、チベットなどとは別に中国国内の有名な気功集団「法輪功」の信者も犠牲になっている(その法輪功の信者が中共と闘うためにしている活動が別の記事で紹介した大紀元時報/エポックタイムスだ)。結構前にTwitterで手術用ベッドに寝かされていると思われる女性が意識があるまま、腹部のあたりに執刀されそうなメスを見ている写真を見てぞっとしたことがある。これが本当に臓器摘出場面かどうかは分からなかったが、このような光景が実際にあるのだろうと思う。
現代世界で唯一領土拡張を図る帝国主義の中共の狙いは、モンゴルの次は、台湾、そして沖縄、北海道、さらには日本列島本土と言われている。人間が残虐になれるのは中国人に限らないが、中国人による過去の残虐行為の歴史はネットで調べればいくらでも出てくる。日本人は、これに備えなければならない。
まずは、アメリカ主導のウイグル人救済の掛け声が実を結んで、ウイグル人の苦境が早く終わることを心から祈りたい。