上海ロックダウンの衝撃

武漢ウィルス対策として中共が行ってきたことは悍ましい(おぞましい)ことばかりだったが、この期に及んで上海で行われているロックダウンは国際都市の上海で起きていること、欧米がゼロコロナ政策をやめてパンデミック前の日常に戻ってきているのと反対の旧態依然とした対策を取っていること、そして、そのやり方の乱暴さに、私はショックを受けている。中共と中国人は分けて考えるべきとよく言われることだが、このロックダウンで取られている厳しい措置で地獄を見るような被害を受けている上海市民は本当に可哀そうだ。パンデミック発生後のこの3年間、中国人民が被っている中共の人民への過酷な対策は、この上海での事件に限らないだろう。パンデミックの際中にたびたび発生した大雨で満水となった上流のダムからの放流による下流の居住区での洪水で受けた人民生活の被害も同様に悲惨なもので人権無視の中共による乱暴な政策だった。虫けらのように、とよく形容されるが、中共の中国人民の扱いはまさしくその形容がぴったりだ。

上海から西へ5000キロ以上行ったウクライナでも住民は悲惨の真っただ中にいる。日本ではウクライナが可哀そう、ロシアは酷いという単細胞の報道しかされていないが、冷静なニュース解説ではウクライナは政府による国家の統治を失敗している国としてみなされていて、EUがウクライナを加盟させるはずはないということだ。言ってみればウクライナは、中央ヨーロッパの北朝鮮のような国だったのだ。つまり、ウクライナ国民はロシア侵略以前に悪政の被害を被っている。ソビエト連邦共和国が崩壊してからウクライナは民主国家の道を歩んで来たと思うのだが、それが失敗して、今日の事態を招いている。恐らく、東西ヨーロッパやアメリカの戦略による干渉に翻弄されて、民主主義国家への脱皮や成長ができなかったと推測され、それは国民の意思だけではどうにもできなかったのではないだろうか。結果として、安全保障体制のない国家となり、たびたびロシアが関わる紛争に巻き込まれて、一般の住民が犠牲になっている。2014年のクリミア危機もそうだが、今回のロシアによるウクライナ進攻も、アメリカやイギリスによる謀略や歴史的な伏線があり、プーチン大統領やロシアが一方的に悪いわけではない。世界には平和を望まない悪魔のような勢力がいて、バランスが崩れれば必然的に戦争が起きうるのだ。ウクライナがそのような国家になってしまったのは地政学的民俗学的歴史的その他いろいろな要素が重なっての結果であるともいえる。その意味で、ウクライナと中国は国民レベルでは不幸な運命を共有しているのだ。

現在進行形のこの2つの世界の出来事をウオッチしていると日本のこの5年以内の運命を憂うざるを得ない。ウクライナと日本は安全保障の脆弱さでは世界の2大国と言っていい。堅固な軍事同盟に属しておらず、国防に関して無防備、外国の好意に頼るという安保方針しかない。ウクライナ戦争が起きていることを目の当たりにしても、日本国政府は、他山の石とするような動きをまったくせず、アメリカのご機嫌をうかがって何も考えずにロシアへの経済制裁に加担して、ロシアの敵対国に戻ってしまう。ウクライナ戦争が終息したら、日本は、北朝鮮、中国、ロシアからの脅威を常に感じる状況になってしまう。私は、ロシアは国防のために軍事展開をする国であって、無闇な領土拡張をする意志はない国家だと思っている。国防=国益と考えれば、経済的な有利性を求めて他国への大小のアプローチをする可能性はもちろんあるが、合理性のない戦略は取らないと思う。一番恐ろしいのは中国だ。中共によっては中国国家が統治されているようには思えないし、中国国民には絶対的な行動規範がない(ロシアにはロシア正教会がある)から、環境破壊、汚職、治安問題、不衛生、人権侵害、奴隷労働、食糧不足など悪い要素がゴマンとあり、生活空間が減少し、それを領土拡張で解決するという傾向がチベット併合から続いている。中国に侵略されたら反撃せずに降伏すればよいという信じがたい言論を行う人間が驚くほどいるが、中国に併合されて今の日本人の生活がそのままの形でできると思っているのだろうか?日本の国土で、中国人となかよく共存する?容易に想像できるのは、上海ロックダウンのように人権無視の政策を実施されたり、ウイグル人のように奴隷労働させられたりで生きた心地がせず、最後は殺されるという多くの日本人の運命だ。(通州事件は知っていますか?)

隣国に、中国、北朝鮮、ロシア、そして同じように面倒くさい韓国がいるのは変えられないので仕方ない。できることをするしかないので、だとしたら、亡国政権の岸田内閣を動かすか、倒閣して、本当の国益第一合理的思考内閣と、反日議員一掃国会を実現するしかないだろう。

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上海ロックダウンの衝撃” に対して2件のコメントがあります。

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