日本人のマスメディア信頼度の高さと読解力の関係?
闇のクマさんというYoutuberのかたの動画で教えてもらった興味深いコラムの内容について紹介します。
【何故日本人はマスコミに翻弄されるのか?】
この動画自体が別のネットのサイトの記事をベースにしているのですが、このサイトがとてもよい記事を多く掲載していることを初めて知りました。ビジネス雑誌として有名なPRESIDENT社によるサイトPRESIDENT Onlineです。日々、要チェックと思います。
「世界価値観調査」という定期的に行われている世界的な調査があって、最新の結果(2019年)を、筆者の本川裕さんというご自分で統計探偵/統計データ分析家と称されている方が分析しています。要は、日本人のマスメディア信頼度が新聞・雑誌・テレビが65%以上で、アメリカ、イギリスの20%台、ドイツ・フランスの30%台と比較して先進国で異常に高いという結果に興味を示して分析を書かれているのです。本川さんは原因分析もされているわけですが、それはサイトをご覧いただくことにして、私などは、とてもマクロ的に、日本人は、性善説で、人を疑わないから、というのが一点、日本の新聞・テレビは系列化されていて一心同体、お互いに批判しない、誤りを責めない、他系列さえも、お互いに批判しないという独特の構造があることで、誤りが読者・視聴者の目、耳にが伝わらないからというのが一点という原因をまず思いつきました。
いずれにしても、マスメディアの報道は客観的にみて、捏造して伝える、都合の悪いことは報道しないということが明白なので、日本人はマスメディアを信じてはいけないことを浸透させないといけないと思います。本川さんのオリジナル記事はこれです。
「日本だけ異様に高い信頼度」マスコミを盲信する人ほど幸福度は低い
本川さんは、同じPRESIDENTに別の記事も書かれています。
こちらは、世界の15歳以上の子供たちのテスト結果から出す「学習到達度調査」の2019年度版で、日本が読解力で順位を落としたことについて、原因が、読解力の一要素、「評価・熟考力」(他の要素は「情報探索力」「理解力」)が弱いからという分析をしています。これは、上記のマスメディアの信頼度が高いことと関連していて、マスメディアからの記事を鵜呑みにしてしまう姿勢が評価・熟考力を育てないということらしいです。
マスメディアの嘘や世論誘導に乗せられやすい現代日本人の性質が読解力の低下にも原因があるのでは、と思っていた私には納得できる原因分析です。
有益な情報を提供いただいた本川さんと闇のクマさんに感謝します。