角川武蔵野ミュージアム訪問
本日、敬愛する、”知の巨人”松岡正剛さんが館長を務める角川武蔵野ミュージアムに初めて行きました。このミュージアムは非常に新しくて2020年8月オープンとのことで私もつい最近までその存在も、正剛さんが館長を務められていることも知りませんでした。ということで正剛さんゆかりの場所ながら、今回初めての訪問ということになったのでした。角川武蔵野ミュージアムは、埼玉県所沢市にあります。私の居住地からは西武新宿線一本で所沢まで行けますが、そこから西武バスで東所沢という地区まで行くとミュージアムはあります。館長は正剛さんが務めますが、正剛さんの一丁目一番地は4F5Fの『エディットタウン―ブックストリート』と『本棚劇場』にあると思われます。これは簡単に言えば3万冊もの本を独自の配置で飾った図書館です。本棚劇場は、昨年末の紅白歌合戦(私は見ないのですが)でYOASOBIがパフォーマンスをした場所らしいので、これでこのミュージアムを知った人も多いかもしれません。これ以外に、正剛さんと並んで知の巨人とも呼ばれる荒俣宏さん監修の『荒俣ワンダー秘宝館』、文化としての日本アニメを紹介する『EJアニメミュージアム』、マンガとライトノベルの図書館、『マンガ・ラノベ図書館』他で構成された複合ミュージアムとなっています。
ウィルス感染対策の期間限定運営なのか分かりませんが、どのチケット種類でも3時間以内での鑑賞となっています。私はほとんどブックストリートと本棚劇場だけ見られればいいと思ったのですが、昼食とか取れば数十分ロスするので、上記の写真のうち、「千夜千冊とは」と私がキャプションをつけた写真の中の説明にあるような、深淵なる正剛先生の千冊のキーブックが導く各テーマの本の配置の意味をじっくり考える努力をする時間までは取れませんでした。この日は、当日券狙いで行ったのですが、思いのほか多くの入館者がいて、数時間待ちを避けるためには、4月から開催されている、元YMOの細野晴臣さん(私の大学の先輩にあたります)のデビュー50周年記念展、細野観光の入場料込みのチケットを買うことになり、せっかく買った入場券だし、細野さんの軌跡にも興味はあるので、ここも鑑賞したりして、ますます時間が取れない。せめてこのチケットなら4時間までとかすべきでは、と後から思ったりして、ちょっと後悔の残るところではあります。そもそもブックストリートに心行くまで挑戦するつもりなら一日いるか、何度も足を運ぶかしないと無理だと思ったしだいです。
一応ひととおりの構成はつかみたかったので、正剛さん監修のところ以外でも、荒俣宏さんの荒俣ワンダー秘宝館や、マンガ・ラノベ図書館などもチラ見しました。細野観光の展示を一回りしてみて、細野さんの日本音楽界に残した業績の偉大さを改めて知ることもできました。私はテレワーク中、BGMでジャズ、フュージョン、クラシックなどのインストゥルメンタルな楽曲をかけっぱなしにしているので、YMOもこの中に入れるのもいいなと思いました。
3時間制限はどうしても引っ掛かりますが、この本とアートの独特な空間を多くの人に経験してもらいたいと思います。せっかくなので、最後に、行こうと思うかたへのアドバイス。
- 現状は仕方ないので、入場券の予約は行うこと
- ブックストリートと本棚劇場に興味があるかたは、ミュージアムで再生されている正剛先生の説明ビデオ(25分ほど)をYOUTUBEで先にしっかり見ておくこと(私はオンサイトでこれを見たので時間を取られました。でも内容濃いです)。
- 入場中の昼食はさけること(昼食の前か後に入場する)。
- 一度はスタンダードチケットを買って、これで見られる範囲で満喫すること。
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