民主主義のことはトランプ先生がすべて教えてくれた

2020年米大統領選挙では、トランプ大統領が、最後のチャンスとして、連邦議会上下両院合同会議が行われた2021年1月6日に、合法的ではあるが強権発動的な行動をして、選挙結果の結果をひっくり返すことを支持者たちは非常に期待していた。が、結果として、何も起こらなかった。というか、議会内に暴徒が乱入するという混乱があったため、何らかの計画があったとしても実行できる状況にならなかった。恐らく、平和に事が進んでいても、トランプ大統領は、強硬なアクションはとらなかっただろう。それ以前にトランプさんは予告をしては何も起きずということが何度かあって、計画はあったが、反対側からの工作等でできなかったか、熟慮して、実行をしなかったかと私は推測していた。

去る2月25日から28日にかけて、アメリカのフロリダで、年一回開かれる保守派の政治家の合同会議CPAKが行われトランプさんが久しぶりに公の場に登場ということで期待を集めた。注目は、トランプさんの今後の動向だったが、一番の重要な発言は、新党は作らず、共和党を強化し、2022年の中間選挙、2024年の大統領選挙で勝つという意思を示したことだった。

これまでにトランプさんの2022年以降に向けた戦略は以下のようなことが伝えられている。

  • 大統領選挙やトランプさんの弾劾裁判で反トランプの行動を示した議員は応援しない
  • 各州の知事選でトランプさんの推薦候補を立てて応援してゆく
  • 2022年中間選挙での共和党議員も同様にトランプ支持の候補者を応援してゆく
  • 今回の選挙不正を再発させない仕組みを確立する

トランプさんは2016年に大統領に選ばれて以降、確実に選挙公約を実行していった。私などは、大統領になる前の乏しい情報で策定した政策って、大統領になって改めて検討して、実行を中止したほうがよいという結論はないのかなぁ、と思うのだが、トランプさんはすべて実行した。トランプさんは確たる信念で大統領になる前から実行するべき政策が見えていたのだろう。

これらのことから思うのは、トランプさんという人は、メディアや反対勢力が騒ぎたてるような無知、乱暴な人ではなく、反対に、非常に綿密で堅実な政治を行う人ということだ。実業家としての何度かの失敗からいろいろ学んで得たものは大きかったのだろう。買ったもののまだ読めていないのだが、ダイレクト出版からだされている『トランプの真実』という本がある。これを早く読みたいと思っている。→​トランプの真実(ダイレクト出版 2980円)

​さて日本である。日本にはトランプさんのように勇気があって力のあるリーダーが存在しない。日本の建て直しは、トランプさんの戦略がそのまま生きる。

  • 真っ当な国会議員を当選させて政治をしてもらう
  • 真っ当な都道府県知事を当選させて地方政治をしてもらう

民主主義のキモは100%選挙なのだ。大統領選は選挙の仕組みがゆがんだり、操作がされていたりして民主主義が危機に陥っている。日本は、使命感を持つ候補者が出てこない、国民の政治の関心が薄すぎる(選挙に行かない)、政治を歪めて伝えるマスメディアを国民が信用しすぎる、某宗教団体がバックの憲法違反の政党が力を持ちすぎている、などアメリカ同様に正すには膨大が時間がかかりそうな状況だ。

日本人には以下のことを言いたい。

  • 政治は生活に直結する。無関心でいることは危険が大きい。
  • 選挙権を行使しない国民は奴隷と変わらない。
  • 選挙権は正しく責任を持って行使しなければならない

日本にトランプさんのような人が出て来ない限りは、地道な努力を続けるしかない。トランプさんだって地道な努力を続けているのだ。

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