西郷さんの言葉
致知の2021年12月号で、「『代表的日本人』に学ぶ人間学」という対談記事があって、感銘を受けるエピソードが豊富に紹介されていて強く印象に残ったので、このキリスト者、内村鑑三の名著、『代表的日本人』を近く読もうと思っていたのですが、最近、読み始めました。致知出版社からの「いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ」版です。西郷隆盛、上杉鷹山と読み進めていて、とりあえずこの二人の人物も凄いですが、内村鑑三の知識、世界を冷徹に見通す眼力も凄いです。最初のほうに、わが国の歴史的偉人ふたりを上げるとすれば、西郷隆盛と豊臣秀吉と書かれていますが、内村鑑三がこのふたりをあげるというのは分かる気がします。豊臣秀吉のことは私は十分学んでいないのですが、キリスト教をシャットアウトしたとか、奴隷としての日本人の輸出を止めさせたとか、とても大きいことだと思っています。それにしても、キリスト者の内村鑑三が、秀吉を評価するなんて、器が大きいと言うしかないですね。
本の中で紹介されていた西郷さんの有名な言葉を、今の国会議員や官僚に思い出して(優秀な議員さんや官僚なら当然知っていますよね?)もらいたいと思いました。
「正義の道を歩み、正義のためなら国とともに散るくらいの覚悟がなければ、外国勢と納得のいく関係は望めない。相手が強大だからと畏縮し、仲良くしてもらいたいばかりに、自尊心のかけらもなく相手の言いなりになれば、やがては軽蔑されるようになる。そうなれば友好的な関係は望めなくなり、最終的には相手国に服従することになる」
西郷さんは自分の信念を通すためには命を惜しまない人のようでした。国民の従僕たる国会議員や官僚になったからには西郷さんまでとはいかなくても、支配を受けないためには命をかけて戦うという気概を持つ人がなるのは当たり前のことだと思います。そう思っていない人が国会議員や官僚になっているのだとしたら、すでに資格喪失です。また、国家反逆罪(日本には明文化された法律はないですが、自然法でしょう)的背信行為でしょう。
この言葉を全議員にメールで送ってみようかな。日本に心から帰化している外国出身の議員や日本人議員には響くかもしれませんね。
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